ブロックチェーンと仮想通貨ってどんな関係があるの？
ブロックチェーンって難しそうでよくわからないんだよね。
ブロックチェーンって名前だけじゃ何もイメージできないよね・・・
できるだけわかりやすく説明するよ。
この記事で解決できる悩み
- ブロックチェーンって何？
- ブロックチェーンのメリット・デメリットとは？
- ブロックチェーンの活用事例って何がある？
こんな悩みを解決できる記事を用意しました！
私はブロックチェーンの仕組みを理解することで仮想通貨やNFTなどの理解がかなり深まりました。
ブロックチェーンは今後私達の生活に溶け込んでいく技術です。
今のうちに理解して周りと差をつけよう！
この記事の前半ではブロックチェーンの基本手な仕組みとメリット・デメリットを 後半では仮想通貨やNFTなどブロックチェーンを使った活用事例について解説します。
＊この記事では主にビットコインのブロックチェーンをテーマに解説します。
この記事を書いてる人
ブロックチェーンとは？
ブロックチェーンをあえてシンプルに説明すると、
正しい取引を誰にも改ざんできないシステムで管理できる技術です。
さらにデータはすべて公開され、決してシステムダウンが起こりません。
つまり、安心×安全のデータベースです。
＊詳しい人は異論があるかもしれませんが、ここではこのように表現します
ブロックチェーンの仕組み
ブロックチェーンは言葉の通り、データが保存されているブロックが鎖（チェーン状）につながっていることからブロックチェーンと呼ばれています。
すべてのデータは一番最初の取引から、最も新しい取引まですべてつながっているということですね。
ブロックチェーンのメリット
ブロックチェーンの仕組みはなんとなくわかったけど、
メリットはなんなの？
ブロックチェーンのメリット
- メリット①：改ざんできない＝ハッキングに強い
- メリット②：透明性が高い
- メリット③：止まらない
メリット①：改ざんできない＝ハッキングに強い
みなさんがよく利用するデータ管理システムは、iCloudやGoogle DriveやDropboxだと思います。 データはアップルやグーグルのもつデータベースで一括管理されています。
もしシステムがハッキングされ、データを改ざんされたら、
もしデータが消去されたら、 もしかしたら元のデータは二度と取り出せなくなる可能性があります。
一方でブロックチェーンはデータをみんなで管理します。
そのため１つのデータベースがハッキングされ、データが改ざんされたとしても、 他の人がもつデータベースと比べることでデータの検証が簡単に行なえます。
つまり、ブロックチェーンの情報は常に正しく、疑う必要がありません。
これをトラストレス（信用する必要がない＝常に正しいから）と言います。
実際にビットコインのブロックチェーンは過去に一度も改ざんされた事がありません。
改ざんされてもすぐに気がつきますが、ハッカーも意味がないことがわかっているのでしょう。
メリット②：透明性が高い
ブロックチェーンのデータはすべて公開されています。
いつ、誰が、誰と取引したか。すべて見ることができます。
公正な記録を残すことができるので、不正の防止になります。
パスポートや不動産の登記などと非常に相性がいいです。
政治家の会議の内容とかブロックチェーンで残してほしいですね。
言った、言ってない問題などつまらない議論はなくなるでしょう。
メリット③：止まらない
ブロックチェーンは複数のサーバーでみんなで管理しています。
一つのサーバーはネットワークトラブルでシステムダウンしても、 他のサーバーが稼働してるので全体のサーバーがダウンすることはありません。
最近はみずほ銀行とか東証のシステム障害とかで多くの人が被害を受けていますが、 ブロックチェーン技術を使えばそれらの問題は解決です！
これをゼロタイムダウンというよ。
ブロックチェーンのデメリット
とてもメリットの大きいブロックチェーンですが、デメリットも考えてみます。
ブロックチェーンのデメリット
- デメリット①：データが消せない
- デメリット②：処理に時間がかかる
- デメリット③：誰でも参加できる＝テロリストでも参加可能
デメリット①：データが消せない
メリットはときにデメリットになります。
家族に送るはずのLINEスタンプを職場のグループに間違って送ってしまった・・・
といった経験は誰しもあるはず（笑）
残念ですが、ブロックチェーンを使って動いているアプリの場合、データを消すことができません。
お疲れ様でした・・・。
つまりブロックチェーンには向いていない分野もあるということです。
デメリット②：処理に時間がかかる
ブロックチェーンでは取引を複数のデータベースで管理します。
そのため、データを記録するのに時間がかかってしまいます。
よくクレジット決済とビットコイン決済が比較されます。
みなさんが普段使用するクレジットカードの支払いは１秒ほどで決済が完了しますよね。
しかし、ビットコインのブロックチェーンは１秒あたりに処理できる取引データの数が、 クレジットカード決済よりもかなーり少ないので決済完了までに時間がかかってしまいます。
ビットコイン決済はだいたい１０分くらいかかると言われているよ。
＊しかし技術は進歩しているため、数秒でビットコイン決済ができる仕組みも作られています。（ライトニングネットワーク）
デメリット③：誰でも参加できる＝テロリストでも参加可能
ブロックチェーンには誰でもアクセス可能です。
つまり、テロリストやハッカーなど悪いことを考えている人でも自由に参加できるのです。
一般的な企業が管理するサーバーなどではテロリストなど一定の人の使用を禁止することができますが、 ブロックチェーンは公共のインフラになっているので誰でもアクセスする権利があります。
リスク管理は非常に重要ですね。
ブロックチェーンの活用事例
では最後に私が実際に使っているブロックチェーンを使ったものを紹介します。
仮想通貨
ブロックチェーンの代名詞『仮想通貨』 。
仮想通貨に使われるブロックチェーンは一つではなく、たくさんの異なるブロックチェーンが存在します。
仮想通貨で一番有名なビットコインはビットコインのブロックチェーン
2番目に有名なイーサリアムにはイーサリアムのブロックチェーン などです。
ただし、すべての仮想通貨が独自のブロックチェーンを持っているわけではありません。
ビットコインのブロックチェーンにはビットコインしか存在しませんが、 イーサリアムのブロックチェーンはたくさんの仮想通貨が存在します。
イーサリアムブロックチェーンでは、新しい仮想通貨を作れるようなサービスを提供しているからです。
先程ブロックチェーンは改ざんができない安全・安心な仕組みと説明しました。
しかし、 厳密にはそれぞれのブロックチェーンによってデータを管理するデータベースの数が異なります。
つまり、管理するデータベースの数が少ない≒ハッキングに弱いブロックチェーンも存在します。
これは頭の片隅に入れておきましょう。
NFT
最近、NFTという言葉を聞く人も増えてきたと思います。
NFTはNon Fungible Token、日本語で非代替性トークンという意味です。
簡単にイメージしやすいように説明するために まずトークンとは何か説明します。
トークンとは？
ブロックチェーンの文脈で語られるトークンとは、 仮想通貨やNFTなど資産性をもつデジタルデータのことです。
資産性をもつ＝お金に替えられると言ってもいいでしょう。
代替性と非代替性
代替性とは、その名の通り「すべての価値が同じであり、交換可能」という意味です。
Aさんのもつ1BTCとBさんのもつ1BTCは同じですよね？
仮想通貨は誰にとっても同じ価値で交換可能な代替性トークン（Fungible Token：FT）です。
非代替性とは、「替えが効かない、唯一無二のもの」です。
例をあげると、 私が、ピカソの絵を精巧に模写して細部まで全く同じ絵を描いたとします。
私の描いたピカソの絵と、本物のピカソの絵は同じ価値がありますか？
当然、価値は違いますよね？ピカソの絵は替えが効かない、唯一無二のものです。
NFTは、世界で唯一無二であることをブロックチェーンによって証明できます。
いつ、誰が作ったか。ブロックチェーンに刻まれたら改ざんはできません。
例え全く同じNFTが複数枚あったとしても、発行した日時と作成者を調べれば本物がわかります。 これはアートや音楽、証明書と非常に相性がいいです。
DeFi：分散型金融
DeFiとは、Decentralized Finance（分散型金融）の略です。
ブロックチェーン上のプログラムを使い
- 仮想通貨を ローンをして金利を支払ったり
- プロジェクトに貸して、利子をもらったり
- 為替のように他のコインと交換したり
今までは銀行を通してやっていた金融システムをブロックチェーン上で行うことができます。 ビットコインやイーサリアムは、ただ持っているだけではなく、運用もできるのです。
すごい技術ですよね？
私も実際にDeFiで資産運用をしています。
まとめ
ブロックチェーンは仮想通貨やNFTに使われる技術です。
複数のサーバーでみんなで分散してデータが管理されるため、 改ざんが非常に困難です。 またシステムダウンをすることもなく、データは常に公開され、透明性が高い特徴があります。
一方で、改ざんができない代わりに、データを消すことができず、 分散して管理するためデータの処理に時間がかかる問題もあります。
いかがでしたか？ この記事を読んでブロックチェーンという言葉の意味や仕組みを 少しでも理解していただけたら嬉しいです。